「2024年度学校法人酪農学園ホームカミングデー」を開催
Date:2024.07.19
学校法人酪農学園 ホームカミングデー開催報告
7月6日に「2024年度学校法人酪農学園ホームカミングデー」を開催しました。ホームカミングデーは、本学の卒業生および元教職員の皆様をお招きし、同窓生や在学生、教職員との交流を深めていただくための機会として、開催しているイベントです。今回は学校法人酪農学園の創立100周年に向けた10年計画の一環として、役員および大学・高校の教職員約30名で実行委員会を組織し、準備を行い開催になりました。
当日は、約160名の参加者をお迎えし、終日さまざまなプログラムを実施しました。まず、実行委員が参加者の皆様をお出迎えし、同窓会より提供された酪農学園大学オリジナルアイスクリーム、実行委員会からは健土健民牛乳を提供し、多くの参加者の皆様に喜んでいただきました。
老木化する白樺並木をホームカミングデー参加者と共に整備しようと企画した植樹イベントでは、驚きの出来事がありました。現在の白樺並木を、ご自身が学生だった約70年前に植樹された卒業生の浦端昭雄さん(90歳)にご参加いただきました。未来の世代のために新たに白樺の若木の植樹をされた浦端さんは、若き日にご自身が植えた木々の成長を見守りながら、本学との絆を再確認されているようでした。このひと時は、参加者全員の心に深い感動を与え、本学と卒業生との強い絆を象徴するものとなりました。
午後からは、記念礼拝を朴学園宗教主事の司式により執り行いました。酪農学園で出会い、集った一人ひとりに与えられた、この時間を慈しむような穏やかなひと時が与えられたように思います。また、永眠者追悼祈祷を行い、最後に酪農讃歌を全員で合唱しました。
記念講演会では、第1部として環境共生学類の佐藤喜和教授による「アーバンベア~すみ分けによる共存を目指して~」と題した講演が行われました。近年多く報道されるアーバンベアについて、現状や課題、農業被害、出没理由、共存問題について説明がありました。地域の野生動物問題の解決には専門人材が求められており、その専門人材を本学環境共生学類が育成すると力強く述べられました。第2部では、環境共生学類3年生の長澤香凜さんが「「ゾウが好き!」から始まった大学での学び」と題して、本学での学びや海外実習での気づき、自身が向き合っている社会課題の解決に向けての考えを述べていただきました。次に岩野英知学長から学園運営の報告が行われ、厳しい学園運営の現状と今後の改革の展望について語られ、創立100周年に向けたビジョンを共有する場となりました。
また、キャンパス見学ツアーを実施し、スキルスラボと作物生産ステーションをご覧いただきました。スキルスラボは、最新の教育設備や実習環境を紹介し、学生たちの学習の場を体感していただきました。作物生産ステーションでは、最先端の農業技術や持続可能な生産方法について学び、大学の教育研究と実践の現場を直接見ていただきました。
さらに、本学が実施する寄付事業である「酪農学園100周年記念事業」の一環として、チャリティーTシャツ募金を企画しました。この企画には学生、教職員、卒業生が積極的に参加し、多くの方々にTシャツなどのオリジナルグッズをご購入いただきました。この収益の一部は本学の教育研究活動に充てさせていただきます。このチャリティーTシャツ企画は、参加者が一体となって酪農学園を応援し、酪農学園コミュニティ全体の連帯感を高める象徴的なイベントとなりました。
当日は白樺祭(大学学校祭)が開催されており、模擬店に出向いていただき在学生と交流をしていただきました。学内を散策されていた方も多く、同窓生会館では旧創世寮・旧北光寮に関する展示物をご覧いただき、母校を懐かしみ楽しんでいただいたと思います。
この度のホームカミングデーは、多くの方々のご支援とご協力により、成功裏に終了いたしました。ご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。今後とも、学校法人酪農学園の発展と100周年に向けた取り組みにご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 次回のイベントも、皆様のご参加をお待ちしております。
ホームカミングデー実行委員長
理事長 髙島 英也
【酪農学園大学公式YouTubeにて、当日の様子を公開しています。ぜひご覧ください。】