学校法人酪農学園の使命
~光り輝く未来を創り上げる~

学校法人酪農学園は、建学以来一貫して、キリスト教の精神に基づき、神を愛し、人を愛し、土を愛する「三愛精神」と「健土健民」を建学の精神とした人格の完成を目指し、実学修得を通じて豊かな社会創りに貢献する人財を育み続けてきました。

酪農を起点に、大地と向き合い、生命と向き合い、地域とともに歩む。その歩みは、決して平坦なものではありませんでしたが、先人たちは常に、現場に足をつけ、知を磨き、未来を切り拓いてきました。
私たちは今、社会構造の大きな転換点に立っています。少子化の進行と地域の縮小、そして産業構造の変化は、もはや将来の予測ではなく、すでに私たちの足元で現実として起きています。
そのような時代において、食料自給率やエネルギー自給率の向上、薬剤耐性菌や人獣共通感染症、さらには次なるパンデミックへの備え、人と野生動物との共生といった課題は、個別の問題ではなく、互いに深く結びついた社会全体の課題として顕在化しています。
加えて、気候変動への対応、カーボンニュートラルの実現、生物多様性の回復(ネイチャーポジティブ)といった地球規模の課題は、待ったなしの局面を迎えています。
こうした複雑で重層的な課題に正面から向き合い、地域と社会の現場で解決を担う人財を育てることは、今まさに急務です。
このような時代にあって、学校法人酪農学園が果たすべき使命は、むしろより一層明確になっていると言えましょう。

「健土健民」
健やかな大地は、健やかな食を生み、健やかな生命につながる。
その循環を育みつづけ、より善い社会をつくる。

この使命を、理念に留めることなく、「三愛精神」を行動の拠り所として、教育・研究・組織運営のすべてにおいて具現化していく。それが、私たちの責任です。 そのために、私たちは、先人たちの志を未来に引き継ぎ、「知に足付けて、どこまでも」進むことをここに改めて誓います。

空理空論ではなく、教室の外へ、フィールドへ、地域の現場へと踏み出し、現実の課題から学び、知を磨き、社会に還元する。
学生・生徒一人ひとりの「やりたい」という内なる声を起点に、教職員が垣根を越えてつながり、挑戦を支え合い、共に未来を構想する学園へ。
地域に開かれ、世代や立場を超えて人が集い、語り合い、協働できる場を育み、酪農学園ならではの価値と魅力を、誠実に社会へ届けていく。
私たちが目指すのは、単に「選ばれる学校」ではありません。「社会にとって不可欠な存在であり続ける学園」、「未来を担う人々の希望の拠点」となる学園です。
学校法人酪農学園は、学生・生徒、教職員、卒業生、地域、そして社会とともに、光り輝く未来を創り上げていくことを、ここに決意します。

学校法人 酪農学園 理事長
髙島 英也